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◇土肥けんすけ 駄々漏れ追記◇     

◎∈∞∋漫画描きの土肥けんすけの雑記やエッセイ∈∞∋◎

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◇先週~ スタートレックを観るのこと
※宣言。
今回は基本的にスタトレのことしか書きません。
もぉそれだけです。知らない人興味の無い人はおいてけぼり。
ほんとごめんなさい。
スタトレ用語極力減らしましたが、無理無理無理。

◇某日。新宿でスタートレックを観て来ましたよ。

めずらしく、ネットで前売り券を購入。便利な世の中ですねぇ。
えー。・・・試写会応募で外れたので。
というか、どれもこれも試写会が『ペア』になってるので
ほとんど応募できませんでしたよ。

そんなに身近にスタトレファンなんているわけ無いでしょっ!!!
私なんて、年に二回のコミケで大阪の知り合いと数分間スタトレ
話をするのがここ10年の楽しみなのに。(泣
いや、私も詳しくは無いですよ!!でもねぇ・・。昔の外ドラ話
自体なかなか話せる環境ってないですよ。

えーと、なんでしたっけ。
早く行き過ぎたらしく、映画館が開いてませんでした。入り口に
「まだダメだよ」看板。
並んでいたのも私の前に一人だけ。おかげでこれ以上ない
良い席で見れましたけど。
でも、最終的には座席の7割は空いてるのに後から来る人が
私の周りに密集して隣にまで座られて・・。うーーん。仕方ない
けど。この時ばかりは、隣が若い女性だったのですが―、あまり
嬉しくないのでした。

結論から言えばばおもしろい映画でした。

最初のシリーズ(いわゆる、宇宙大作戦=TOS)だけ見てる人
でも楽しめます。なにしろ、あの話以前の話、カークが船長に
なる前のいわばエピソードゼロBという映画ですから。

なぜ、Bかと言えば・・。
厳密に言うと「宇宙大作戦」とは設定が違っていて、それも新しく
映画を作り直したからというより、スタトレファンにはおなじみの
タイムパラドックスが絡むからです。
あのシリーズには二桁はそのネタありますからね・・。

だもので、スタトレをシリーズ通して見てるファンからすると
(私はENTとDS9はほとんど見てませんが・・)
「え。あのキャラは後のエピソードでナニするはずで、だいたい
あの船の進水場所は・・、年齢が合わない・・。あの星をそんな
ことに。そこでコレしたら後のシリーズが瓦解するのでは。ああ、
今のでエピソードが山ほど消えたぞ」ということが、それはまぁ
てんこ盛りです。

某スタトレシリーズの某艦長が平気で時間法を破りまくり、しまい
には時間管理者怒り狂って壊れたりしてましたが、私には気持ちが
良く分かります。もっとも、彼の場合は私怨ですが。

ともあれ、どうしよう。
見ていて正直そう思いました。

だから、変にデータを知っているファンでなければ、あるいは知ら
ない方が楽しいのではないかと思います。いえ、知っていると
楽しくないと言う事ではなく、大して詳しくない私でも前記のように
非常に混乱するのです。そういうの無いほうがスッキリ楽しめるの
では―と。


それとは別に。ちょっと残念だったのが・・・。
キャラクター達のエンタープライズに対する思い入れがなんとなく
少ないのが悲しかったです。それでもスコットはさすがに
「彼女ををいじりたい」的なことを言ってくれましたが。カークは
せっかくの劇場第一作へのオマージュのシャトル・エンタープライズ
外周なのに、ゲロを押さえるのに必死で当初はろくろく見てないし。
エンタープライズに関するコメントもほとんどない。きーみーはー。

最初だからなのかなぁとも思いましたが、厳密に言えばやはり監督の
エンタープライズへの思い入れが少ないからかないう気はしました。
元々、スタトレファンではないという事だし。(いえ、別にそれ自体は
悪いということではなく。)

そういえば、フェイザーや光子魚雷もインパクトのある使い分けしないし、
驚いたことに船に接近戦用の小火器もあるような。だいたい、
シールドもあるんだかないんだか・・。ぶつぶつ。
ハンドフエーザーの機能の切り替えの説明とか、ワープスピードの
こだわりとかコミニュケーターの扱いとか・・。ぶつぶつ。
うう。やはり気になる部分はありますね。

さすがに、数十年前の劇場一作目のように戦闘シーンがほとんどない
というのも興行的にどうかとは当時も思いましたが。(スターウォーズの
頃ですし)
だから、今回のような戦闘シーン派手派手で細かいところは
すっ飛ばしでいいのだろうなぁ、とは思いましたけれど。


純粋に気になったのはエンタープライズの全長です。
機関室が異様に広くて、デッキをぶち抜きだからかなとは思う
もののそれにしても広すぎる気がしました。

この件に関連しては、冒頭に出てくる25年前のUSSケルヴィンが
乗員が800人以上という点からも疑問がわきました。NCC-1701
エンタープライズが就航した時点でさえエンタープライズより巨大な
船があったという記録は元々の歴史ではなかったと記憶しています。
そのエンタープライズの乗員数は元々は450人。

25年前の船がエンタープライズを大幅に上回る乗員というのはどう
いうことなのでしょう。(あの世界ではだいたい20年で船のサイズは
アップしてる様子)で、少し調べてみると・・・。
今回のエンタープライズのサイズは今までの設定とは全く異なって
いるという事が分かりました。

某所に『Enterprise: 2,357 feet long』の記述が。
えーと。。

718.4136 メートル。
でかいっっ。

あのー。
元々の「うちゅうだいさくせん」のエンプラサイズは288.6メートル
なんですけど。
約2.5倍。
まぁ、それならUSSケルヴィンを昔のサイズで縮尺計算すれば
320人程度ということになります。ありえない数字ではない
ですね。知らぬ間に育ったのですねぇ・・。

ちなみに、NCC-1701-Dでさえ641メートルですから、今回の船の
巨大さがわかるというもの。


それと、映画とは直接関係無いですが。
字幕で、いつもなら副長と翻訳する所を『サブリーダー』は微妙に
違うと思います。だからと言ってナンバーワンもまずいでしょうけども。

いえ、それでもやはりおもしろい映画でしたよ。
映像もキャラクターもストーリーもよく出来ていたし。
高い確率で次回作があると思うので楽しみです。
噂では、『ボタニーベイ』『ボイジャー6号』あたりがあるのでは
ないかと。再来年くらいかな。

そういえば。
あの監督さん、(クローバーフィールドの監督)今回は日本に
来た時に、何のフィギィア買って帰ったのかな。

えーと。
では『とがり耳宇宙人と加藤と、殴りあい艦長の「宇宙大作戦」』は
なんとなく知っているがそれ以上は知らない人が観る場合の知っと
いたほうが良いという予備知識を。知らないと背景がいまいち不明に
なるかも・・。


※スポックはヴァルカン星の出身。
ウァルカン人は遥か昔、感情的で野蛮な戦争を繰り返す民族だった。
が「感情がこういう事態を引き起こしたのだ」と考えた当時のヴァル
カン人達は、理性で行動を決定し感情を消す(抑える)社会を目指す。
それが今のヴァルカン社会の基礎になっている。

一方、そういう感情を抑えた社会を嫌った人達もおり、彼らは
ヴァルカンを去った。それが、今回出てくる「ロミュラス」(ロミュラン)
そのため、ロミュラスは耳のとがり具合とかは同じものの、非常に
感情的であり元々ヴァルカンに近親憎悪を抱いている。

恐らくロミュラスは映画の時点で連邦(エンタープライズが属している)
やクリンゴン(別の帝国)と敵対あるいはにらみ合いの状態。(本来の
時間軸とは明らかに違うんですが・・)この紛争は、結局この後一世紀
以上続くことになる。

100年後のスポックはその同族の争いを収拾するために体を張って
行動する。このことは、新スタートレック宇宙大作戦の次のシリーズ。
100年後の話)で描かれることになる。
映画で出てくる老スポック(演じるは本家のレナードニモイ)は、そういう
行動をしている時のスポック。

とまぁ・・。
これは知っていたほうが良いかと。


※おまけ。
スタトレの基本シリーズってそもそもどんな感じだっけ。キャラは?
という人のための「こんな感じかな、スタトレって」という
「ありそうな回っぽい」「キャラ紹介風」導入部ストーリー。

私がでっちあげと勢いだけで書いてるので細かい突っ込みはナシの
方向で・・。もちろん、全く完結してません。

ではスタート。


  ☆宇宙大作戦☆ 第○○話
=============================

『恒星日誌 宇宙暦1314.6

現在、エンタープライズはセクターアルファ最深部の23号基地を
離れ、深宇宙へ航海中。この宙域は連邦はおろかクリンゴンによる
探査船も訪れておらず当然航海図はない。よって惑星・生命体
データもない全くの未踏の地。
当然のこと任務は危険ではあるのだが、これが本来のエンター
プライズの使命なのである。よって非常に貴重かつ有意義な作戦
行動と言える。

乗員の士気は各セクションとも高い。もちろん私もだ。』

             記録者 ジェームズTカーク大佐。


チャーリー(スコット)が機関室の主任席に常駐するのを好むのは、
ワープドライブコイルが発するイオン臭がスコッチの匂いに似ている
から、というのは人に聞かれた時の彼が用意した言い訳に過ぎない。
実の所は、一人になれるからという大きな要因だった。

もちろん、元々は陽気なチャーリーではあり他者と仕事をするのは
むしろ楽しいと普段は感じている。とはいえ、たまにではあるが―
時には彼とて静かにエンジンの鼓動に耳を傾けていたい時もある。

そういう時はいつもは気にならないおのれのスコットランド訛りのことも
気になり始め、人と会話していて聞き返される回数を無意識に数えて
いるのに気づくこともある。
そんな自分を自己分析し、そうかオレは今一人でいたいのだと
気づいた時、彼はブリッジ勤務を部下に任せて機関室主任席で
コンソールをなんとなく眺めて過ごすことにしている。
精神の安定をわずかでも損なうと、いつぞやのようにドクターに
怪しい快楽星に送り込まれかねない。あんな体験は二度とごめんだ。
だから自分で注意するようになったのだ。

これは機関主任の特権でもあり、スポックや船長のようにブリッジ
勤務が基本の乗員にはない贅沢と言えた。
「分かるのは、ドクターマッコイくらいかな」
医療室があるドクターはその意味では機関主任に近い。ブリッジに
いることもあるがその仕事の多くは医療室に存在する。
だが恐らくドクターにそんなことを言えば、あのギョロ目を見開いて
反論されるだろう。
「ありがたいね。それなら君の所のマッチョな機関部員達が、やれ
頭が痛いからハイポ打てだの、反物質反応炉の角にぶつけて足を
挫いただの言って、私の聖室を犯すのをやめさせてくれ。それから
手を拭いてからベッドで死ぬようにも言うのを忘れずにな。酒酔い
だかイオン酔いだかでフラフラと医療室をさまよったあげく機械油を
あちこちにつけられると迷惑だ。せっせとベッドを拭くのは私と
チャペルなんだぞ」と、こんな風に。

たぶん、想像通りのことを言う気がする。さすがに二年も一緒に
航宙しているとだいたい予想がつく。

そうは言っても、こちらにも言い分はあった。
エンタープライズの日常業務で一番汚れるのは整備関係なのだ。
他セクションでは一生入らないような配管にはいり込み、清潔な
船内に立つ乗員の壁一枚向こうで這いずり一日過ごすこともある。
だから、ドクターのこの手の発言には機関部員達も時々カチンとくる
ので、医療室に不必要な手形のスタンプを残す不心得者もいる。
後が怖いのでチャーリーはやらないが。しかし、止めもしない。
基本的にはイタズラは嫌いではないのだ。

苦笑いして、チャーリーが顔を振った時、コンソールの前の脈打つ
ワープドライブ反応炉が『あるはず』の所でそれは起こった。

「あら、チャーリー。アールグレイはどこなの?」

反応炉があった場所には、今は何もなかった。
いやあるにはあった。
五メートル四方の緑映える芝生と、その中央の白く小さなテーブルと
それに合わせたかのような、細工の細かい木彫の白い椅子。
あったのはそれ。
そして言葉を発したのは、手に19世紀末に23セットだけ作られた
(チャーリーの知る由も無い)ガレ制のティーカップを持った、白髪の
品の良さそうな老婆だった。ひだの少ない落ち着いた薄茶色の
ドレスにつばの少ない麦の帽子。帽子の左側つぱの上には、
松ぽっくりや枝で作られた飾りが小作りについている。
どうみても19世紀末頃のイギリスの田舎のそれなりに裕福で
心にゆとりのある老婆だ

その老婆が、一瞬唖然としたチャーリーに向かって柔和な笑顔で
言ったのだ「あら、チャーリー。アールグレイはどこなの?」と。

チャーリーは口をゆっくりと開けた。
彼は、これからは素人診療は厳に慎もうと考えていた。

--------------------------------
宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。
-そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けて
いるに違いない。これは人類最初の試みとして、5年間の調査旅行に
飛び立った宇宙船U.S.S.エンタープライズ号の驚異に満ちた物語である。

--------------------------------

一瞬身をひるませたものの、チャーリーもただ棒立ちだったわけでは
ない。侵入者の老婆が言葉を発し終える前にはフェーザーを引き抜き
彼女に向けていた。セッティングは麻痺。同時に空いた手でコンソールの
通信スイッチに手を伸ばしブリッジを呼び出していた。


その少し前。
「さきほどの日誌ですが、船長」とミスタースポック。
いつの間に来たのか、科学仕官席からカークの座る船長席の後ろに
立っている。後ろ手で腕を組む例のポーズである。

ブリッジ勤務の引継ぎをする時間は、何も無い時には比較的けだるい
時間だ。カークは秘書のジェニーから受け取った報告書から物憂げに
目だけを上げてスポックを見る。世辞にも良い座り心地とはいえない
船長席の背もたれに腕を乗せ、カークの後ろから報告書を見ていた
ドクターマッコイの顔もスポックに向く。

「日誌?」
カークは小首を少し道化て傾げ、わずかに口元を綻ばせた。
「また何か論理的では無い箇所があったのかね副長。どうやら船の
士気が高いというのは私の思い違いかな?それなら上陸休暇を
増やさねばならんな。
それとも、君が個人的に休みを申請したいなら喜んで許可する。
ともかく、後で3次元チェスでもやるか。私の32勝の」
「―12勝です。そうではありません船長。」
いつものことだが、表情一つ動かさずスポックはカークの『間違い』を
正す。ヴァルカン人というヤツは、人が一生懸命考えたジョークを受け
取る気が無いのかとカークはわざとらしくしかめつらをする。

お構いなくスポックは続ける。
「このセクターに入った船は我々が初めてではないと思われます。」
これはカークに取って意外だった。冗談ごとではない。カークは表情を
少し改める。
「それは・・初耳だな。いつだ。どの船だ?私にはそんなデータは来て
ないが。」

少しでも情報があるのなら手にしたい。
危険かもしれない未知の宙域に入るのだ。船を預かる責任者として
わずかでも情報を得たいのは当然だろう。そんなカークの多少の驚きの
間も意に介さず
「連邦の船ではありません。さらに言えば、正式に艦隊に保管された記録
ではないのです。それでも、全く無価値とは言えない可能性が内包されて
いると判断できるので」と彼は続ける。
「スポック」
「はい、船長」
「必要なのかそうでないのか・・?必要なら、飼い猫の名前も教えてくれ。
必要ないなら、君の仕官学校時代のビックリパーティーの顛末も・・残念
だが報告しなくていい」
「猫は飼ってませんし、ビックリパーティーなどヴァルカン人はしません」
「スポック・・」
「私的な記録なのです、私の。8年前にパイク船長の下で勤務していた
折りに私が偶然傍受した救難信号がこのセクターからでした。
内容は地球の民間船・・艦隊の廃棄船と思われますが、このセクターで
異常現象にあったと。」

そこまで話した時、黙って話を聞いていたマッコイが口を開く。
「赴くのが分かった時点で言うべきだったろう、スポック」カークもうなづく。
「うん、非公式にしろこういう時はデータを回してくれるべきと思うぞ。」
言葉とは相反してカークの口調に咎める所は無い。スポックが理由なく
必要な情報を与えないなどと言う事はありえないのだ。
「わかっています。しかし。」
「しかし?」とマッコイ。
「艦隊記録のどこを探しても、そんな船は存在しませんでした。」
マッコイはイライラして口を挟む「君の言う事はいつも回りくどいな。
どういう事なんだ?船籍が無い船でも不思議は無い。廃棄船なら艦隊の
記録から抹消されたとしても―」
「船籍を消したという記録は残るはずですよ、ドクター」
「それは・・・・そうだが」
「まぁ、ドクター。スポック続けてくれ」
「確かに救難信号は艦隊のコードでしたが、それを発している船の
記録が元々存在しなかったのです。当時、エンタープライズは区域的に
遠かったのと急いで運ぶべき医療品もあり、結局そちらには
向かいませんでした。
そして一度の救難信号の後それっきり何もなかったのです。だから、
何かの間違いとして正式には記録されませんでした。
当時の科学仕官としての私の公的日誌にも残していません。」

マッコイが静かに言葉をつむいだ。「空間エコーか、あるいは
なんらかの罠だったのかもしれないな。・・クリンゴンとか」
「あるいは。ただ、それもあくまでも仮説です。不確定要素が多すぎる。
だからパイク船長も公的な記録の必要まではないと考えたのです。
ただし、備考としてはコンピューターには記録が残っているはずです。」

カークは少し考えた後、にやりと笑い言った。
「あやふやだが、君は私的とはいえ残すのが妥当と考えたと―」
「その通りです船長。私は非論理的なことはしませんが、可能性
自体を過小に評価、排斥はしません。」
笑いを強くし視線をそばめ
「それは早く言えば・・勘じゃないのかスポック」とカーク。
しかし、スポックは片眉を上げると
「勘?そんなあやふやなものにはヴァルカン人は従いません。」
「いいさ、そうしておくよ。今はともかく君の当時の記録を―」

そこでカークは言葉を止めた。非常警報がブリッジに鳴り響いたので
ある。

「報告」カークは席に座り直すと前方ビュアーを見る。星は少ないが
普通の宇宙だ・・。
マッコイは壁コンソールへと下がった。
「船外長距離・短距離センサー反応なし。警報原因は外部ではありま
せん」チェコフが答える
「船長。警報は機関室です」通信席のウフーラが席を廻しカークに
報告した。機関室を呼び出そうとしたカークより一瞬早く、スピーカーから
チャーリーの声が響いた。
『船長、侵入者です!』
カークはチェコフにちらりと視線を廻す。
「いえ、あの。センサーにはそんな反応は。シールドも安定してます」と
チェコフ。
「チャーリー。種族は?被害は?」
『それが・・。おばあちゃんでして。』
「チャーリー・・・?」
『いえ、本当です。別にスコッチを飲んでるわけじゃありませんや。それに
もっと困ったことが』
「侵入者より困ったこと。怪我人か?」
『いえ、機関部員は全員無事です。ただ―』
「チャーリー、はっきりしたまえ」
チャーリーにしてはめずらしく言いにくそうな歯切れの悪い反応だった。
ワープ8で1時間飛べと言ってもこれほどではあるまい。
『その。はい。えー、ワープエンジンが反応炉ごと消えました。』

顔を見合わせるカークとスポック。
「どういうことかね、ミスターチャーリー」
『さっぱりでさぁ。はっきりしてるのは我々はどこにも行けないという
事です。エンタープライズは漂流しています』
「船長・・その通りです。ワープエンジンがまるで反応しません」
ミスター加藤(スールー)は羽をもがれた鳥のような切なさをわずかに
声に潜め、操舵席から報告した。

聞くや、カークはブリッジ後部のターボリフトに向かっていた。
「スポック来てくれ。ミスター加藤、ブリッジを頼む」
「ジム、私も行こう」マッコイが二人の後に続く。
「怪我人が出るかもしれないからな」同時に、「マッコイから医療室。
医療キットを機関室に持ってきてくれ」とターボリフト内から医療室に
伝達。「警報を止めろ」とカーク。

カークは顎に手を当て唸った。
ここからでは亜空間通信も数年かかる。基地も無い。ワープ出来な
ければ船は孤立するのだ。
「おばあちゃん?」とマッコイが呟く。スポックがマッコイと視線を合わせる。
「違う意味でドクターが必要なのかも知れないですね」
「君のそれは・・チャーリーへの侮辱だぞスポック」マッコイは少し厳しく
スポックに言い返す。スポックは片眉を軽く上げたがあえて返事は無く、
背筋を伸ばし直立する。

「機関室」カークの声と共にターボリフトが動き出した。

Aパート終了。
===============================

いえ、これで終わりです。

私の初期テレビシリーズのイメージはこんな感じですね。
キャラが分かりやすく、それほど人間ドラマも事象も進展しないので
他のシリーズよりも比較的把握しやすいかと・・。
ともあれ、一応、新作で出るメインキャラは書きました・・が。

新作では、年代が若いのと設定の変更のせいか、微妙にあるいは
大胆に性格が違います。なので、まぁこれはテレビのパロということで―。
劇場のチェコフはオタですな、あれは(笑

書くために色々調べていて思ったのは、恒星日誌の数値がよくわからない
ということですね。日本のテレビシリーズだと相当バラバラだったようで
・・。困るなぁ。それと、スポックは最初からエンタープライズ勤務なのかな。

また、無意識に船内通信手段として「通信記章を叩いた」と書きそうに
なります。新しいテレビシリーズ(新・スタートレックTNG )では、胸の
バッジが通信機なのです(転送の座標特定用でもある)。でも初期シリーズ
では単なる胸プリントなのでした。それと、船内配管のことを「ジェフリー
チューブ」と言う様になったのも新しいシリーズからでした。結構ごっちゃに
なります。

全然関係ないですが、昔私はスタトレのハンドフェイザーとスペース1999の
スタンガン(本当にそういう名前だったのです)もデザインをごっちゃに
していた時期がありました。
個人的には1999のスタンガンの方が圧倒的に好きですけれど。

それにしても、現在スタンガンで検索すると防犯グッズしか出てこない
のが悲しいです。ストーカーが映画より先にアレが検索されるようになった
時も悲しかったですが。コナンもそうでしたっけ。


では、最後に新作映画の最新予告を・・。

長寿と繁栄を。。
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