◇「どちらでもないものばかり」の世界
というのはどうなのだろうかと考えて
ましたよ。
靴を履こうとすると、右とも左ともいえ
ないような微妙な靴。
人とすれ違う時、向こうは右に避ける
ような左に寄るようなそぶり。
犬のような猫のような動物が、壁と電柱の
中間の太さのモノに向いているような
いないような。
階段かと思って上ろうとするが、段差が
高さ的に階段といえないくらい高いような
そうでもないような。
町で聞こえてくる音が声の様な音のような
聞き取れるようなそうでないような知ってる
単語のような知らない国の言葉のような音。
待ち合わせした場所は目的地の地名から
微妙にズレているようないないような場所。
見つけた人は知人のような気もするものの、
そうではないような微妙な顔。
考えてみるに、確定したことがあるような
ないようなことばかりが綴られていく
思考と言うのは論理性があるような
無いようなもので―
というのはどうなのだろうかと考えて
ましたよ。
靴を履こうとすると、右とも左ともいえ
ないような微妙な靴。
人とすれ違う時、向こうは右に避ける
ような左に寄るようなそぶり。
犬のような猫のような動物が、壁と電柱の
中間の太さのモノに向いているような
いないような。
階段かと思って上ろうとするが、段差が
高さ的に階段といえないくらい高いような
そうでもないような。
町で聞こえてくる音が声の様な音のような
聞き取れるようなそうでないような知ってる
単語のような知らない国の言葉のような音。
待ち合わせした場所は目的地の地名から
微妙にズレているようないないような場所。
見つけた人は知人のような気もするものの、
そうではないような微妙な顔。
考えてみるに、確定したことがあるような
ないようなことばかりが綴られていく
思考と言うのは論理性があるような
無いようなもので―
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